ー第2の事業の選択に『飲食』をー

今回のブログでは飲食事業への参入を目指している方々へ向けた内容をお伝えいたします。

以前よりアパレル、美容、ステーショナリー等、様々な事業から飲食事業へ参入していることは皆さんもご存知だと思います。

ブランドの世界観を「食」を通じて、お客様に感じてもらい、お客様の楽しみを増やす事が出来る素晴らしい企業戦略だと思います。

コロナ禍で影響を受けた1つでもある飲食業界に参入するのは躊躇してしまうかもしれません。自粛要請により生活様式は随分と変わりましたが多くの飲食店がテイクアウト、デリバリーの導入をしてきた今、ただ実店舗だけを設けるのではなくコロナ禍で需要が高くなったテイクアウト、デリバリーの導入は前提とし、プラスαの戦略を練っておくことは必要だと考えられます。飲食業界全体で活性化を目指している今、様々な取り組みをしています。そこで具体的な戦略を紹介いたします。

ミクストラン

ミクストランとはミックスとレストランを組み合わせた言葉で複合型飲食店と言い換えることもできます。

実際には、飲食店と異業種を組み合わせた営業形態を指しております。この営業形態の先駆者はブックカフェと言われています。大手書籍店と有名カフェとの複合店は、まさにミクストランの先駆者的な存在とも言えるでしょう。メリットとして飲食店単体での集客には時間、労力、コストもかかり困難な場合が多いですが飲食業に異業種を併設させることで相乗効果が生まれ、集客力がアップするという点が挙げられます。

ミクストランの魅力

飲食店×異業種で生まれる付加価値は非常に大きいと考えられます。

例えば、コインランドリーとカフェのミクストランであれば、顧客はコインランドリーで洗濯をしている時間をカフェでお茶する時間に割り当てることができ、一石二鳥という考え方。また現代の時代に合った時短を叶えることも出来るのです。

このように一般的な飲食店とは違う新しい付加価値を生み出しているのです。飲食店単体のお客様とは異なる客層へのアプローチ、物販などにより入店ハードルを下げられる。商品を置く事で、お店のブランディングにもなり他店との差別化ができる。有効に人員配置ができる等々様々な効果が期待できます。

ミクストランの実例

■コインランドリー×カフェ

おしゃれな空間で洗濯をしつつ、コーヒーやクラフトビール、スイーツなどを楽しむことができるなど、コインランドリーの待ち時間は、どうしても無駄感が否めないもの。その時間を有効活用できる画期的な組み合わせでもあります。

■フィットネスジム×レストラン

体を鍛えたりするにはジムでの運動はもちろん、食事管理も必須項目。両者を同じ場所で一度に行うことができるとあれば需要はあると言えるでしょう。

■美容院×カフェ

美容院は予約をしないとなかなか、お客様の来店がありませんが、カフェのふらっと立ち寄れるというポイントを活かし、またキレイになるための美容院とカフェを掛け合わせる事で身体の内からもキレイを手に入れる事ができ女性の美意識に寄り添う事ができる夢の運営スタイルです。

■アパレル×カフェ

よく街で見かける事が多いのが、このコラボだと思います。時代のトレンドをいち早くキャッチするスペシャリストの方々が手掛けるおしゃれなカフェ。今はZ世代の注目ともなっている「エモい」要素を取り入れた純喫茶感のあるカフェ。この運営スタイルは『衣・食・住』が詰まっており最もお客様の心を揺さぶる掛け合わせだと考えられます。

■銀行×バル

銀行と同じ建物内にスペインバルがあり地元食材を使ったパエリアなどが楽しめます。大きな土地がある場所だからこそという展開ではありますが地域においては、ひとつのコミュニティとしての役割を果たしていることが予想され、また地元の食材を使用する点では地産地消という地域活性化にも繋がると考えられます。

単なる異業種一体型レストランにあらず、そこには効率化、時短、コミュニティなどさまざまな要素が含まれているミクストラン。2019年頃から各地で広がりを見せている運営スタイルではありますが、今後はもっと需要が高まる事が予想されています。当社としてはショップとカフェの併設でカフェ運営の実績はございます
https://www.chi-yo.jp/gallery/
上記URLよりCHIYOの実績店舗の記載があるので、ご興味ある方は、ご参照ください。

飲食店の運営ノウハウを生かし、より多くの異業種の方とタッグを組みコンセプトカフェとは異なるミクストランという運営スタイルを実績として挙げ、時代の流れとともに変化していく、お客様の需要に対応できる運営代行会社を目指したいと考えております。

また企業全体への大きな支援としては【事業再構築補助金】があります。以前の―時代に合った新規事業の展開―のブログで少しだけお話しをしましたが改めて簡単にご説明をしたいと思います。

事業再構築補助金

■事業目的

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売上の回復が期待しがたい中、ウィズコロナ・ポストコロナ時代の経済社会の変化に対応するために新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれからの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援することで日本経済の構造転換を促すことを目的とする。

■事業再構築の類型

事業再構築の類型には➀新分野展開②事業転換③業種転換④業態転換⑤事業再編の5種類あります。今回のブログでは➀の新分野展開に注目したいと思います。

新分野展開とは中小企業等が主たる業種又は主たる事業を変更することなく新たな製品を製造し又は新たな商品若しくはサービスを提供することにより新たな市場に進出することと説明されています。

また該当要件は下記のように記されています。

(1)事業により製造する製品または提供する商品もしくはサービスが、新規性のあるもの

(2)事業により製造する製品または提供する商品もしくはサービスが、新規性のあるもの

(3)事業計画期間終了後、新たに製造する製品または新たに提供する商品もしくはサービスの売上高が、総売上の1/10以上を占めることが見込まれるもの

飲食事業ではない事業を主とする企業等向けに非常に前向きな支援内容だと思います。申請した企業が全て採択されるわけではありませんし、申請までの事業計画策定、実績報告書の作成、補助金が支払われた後には年次報告書が必要であり時間、労力はかかります。その成果として新しい市場の開拓と共に企業の更なる飛躍が手に入るかもしれません。

ご興味のある方は右記URLより、ご確認ください。https://jigyou-saikouchiku.go.jp/【経済産業省中小企業庁】
なお現在は第4回公募が開始しております。内容等々の変更が出る事もあると思うのでご注意ください。

飲食事業に携わった事のない方々のお力添えをするのが私達CHIYOです。
これから飲食事業に参入を検討している方、飲食事業に興味を持たれた方。是非お気軽にお問い合わせください。


https://www.chi-yo.jp/contents/category/contact/

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