―人材サービスの活用―

今回のブログでは昨今の大きな悩みでもある人材不足について、お話いたします。
深刻化する人材不足の主な原因は「少子化と高齢化」「大都市への人口集中」「有効求人倍率の偏り」です。

➀少子化と高齢化
日本では少子化に伴う人口減少にはじまり、高齢化率の上昇が留まるところを知りません。労働力となる人口が少なくなれば、必然的に「人材の価値」は上昇します。

②大都市への人口集中
東京を中心に、大阪や名古屋といった大都市圏に人口が集中しているのも問題の1つといえるでしょう。特に東京都心の一極集中化が顕著であり、毎年10~20万人ほどが地方から東京に移っているとも言われています。

③有効求人倍率に偏りがある
IT関係の職種が人気になる一方で、肉体労働を要する職種は人手不足が深刻化しています。求人数を求職者数で割った「有効求人倍率」が1倍を超えると、人手不足と判断されますが、建設業界では倍率が3倍に及ぶ事態となっています。

具体的に飲食業界では、あらゆる業種のなかでも特に人材不足が問題になっています。
農林水産省の公表データによると、飲食業界の人手不足は製造業と比較して約2倍です。
新卒採用後3年以内に離職する割合は約半数に上ります。2人に1人が離職してしまうのが現状です。採用が難しく、人材が定着しにくい飲食業界は、より効率的に求職者を集め、採用・定着につなげることが重要となります。

人材不足における対策

【労働条件・職場環境の改善】【仕事の兼任化・人材育成試みる】【業務全体の流れを見直す】【IT化を進めて業務を効率化する】のような対策を中小企業が積極的に取り組んでいます。しかし昨今の人材不足は上記の取り組みによって直ぐに解消されないのも事実です。そこで人材サービスの活用する方法もあります。
人材サービス業は主に企業のニーズに合わせて人材を派遣、紹介や斡旋などを行う事業です。

ⅰ.人材紹介
人材を募集している企業に対して求職者を紹介する

ⅱ.人材派遣
企業のニーズに合わせて必要な時期に必要な人材を派遣する

ⅲ.人材広告
WEBメディアや求人情報誌、フリーペーパーを通して求職者と企業を繋げる

ⅳ.人材コンサルティング
採用支援や教育支援、人事評価制度などについてコンサルティングを行う

このように大きく4つに分類されます。
企業によって、どのサービスに、またどの業界に特化しているか違いもあります。活用前に入念にサービス内容を調べて、計画的に活用することをお勧めいたします。

飲食業界では新型コロナウイルス感染症の影響で今まで以上に人材不足が深刻化しています。緊急事態宣言などによる休業や営業時間短縮などの要請により従業員が勤務自体、出来なくなっていた事での離職。また要請解除後も以前のような売上まで回復しない業態も、まだまだあり従業員のシフトカットを、まだ継続している企業も多くあると思います。
その反面、当初の従業員の離職によって要請解除後、通常の営業に戻した事によってふたたび人材不足となり飲食業界の求人掲載案件数は、増加しています。競争が激化し応募につながりにくいのが現状です。この現状と併せて多くの求職者は※『飲食店は、どれほど感染症対策を徹底していても感染リスクが高い』というイメージを持ち、敬遠されていることが人材不足を解消できない大きな原因ともされています。
※非接触サービスの導入や、個室タイプの業態は比較的、求職者に好まれやすい傾向である事を補足いたします。


前述したように元々、飲食業界は人材不足が問題とされていたにも関わらず新型コロナウイルス感染症の拡大によって、拍車をかけて更なる人材不足に陥っています。

株式会社CHIYOの人材サービス

そんな中、株式会社CHIYOとして同じ飲食業界で何か役立てる事はないかと考え、新たに取り組みを始めた事業が【人材派遣事業】です。
新事業として、まだ日が浅いため実績数は少なく、HPに掲載するに至っておりませが、クライアント様の要望や人材サービスを活用する上でのポイントなどをお話いたします。あくまでも株式会社CHIYOとして携わったサービス内容を基にした内容ですので人材サービス業、全体の内容ではない事をご留意いただけますと幸いです。

人材不足問題を抱えているのは飲食店だけでなく、期間限定の催事や様々なイベントも含まれます。比較的共通しているのが教育に時間を要さないで業務を遂行してもらうというのがニーズであるということです。催事、イベントも飲食店と同様に対お客様のサービスです。また商品の取り扱いやレジ操作、金銭管理なども含め経験者を派遣する事でクライアント様に教育の時間を多く設けて頂かなくても無事に遂行できることが最も大事なポイントになるのだと感じます。また、どのような人材不足なのかもポイントです。

飲食店であれば、店舗全体で人材不足なのか、ランチタイム、ディナータイム、曜日固定など限られた時間帯だけが人材不足なのか、ケースはさまざまです。応募、面接、採用、教育というように1人の人材を店舗勤務してもらうまでに時間を要します。
店舗全体で人材不足の場合は、一過性のサービスではなく一般的な求人掲載。あるは店頭募集などで長期的な勤務を見込める人材確保が優先です。
反対に限られた時間帯の人材不足の場合は、スポットでの派遣サービスの活用が有効的です。経験者であれば通常よりも教育時間を削減する事も可能です。当日の業務内容によっては次回から固定(指名)人員としてサービスを活用する事も可能です。永続的ではないですが、競合の多い求人掲載に費用、時間、労力を費やすよりも、人材不足による運営の支障は防げる最大のサービスだと考えられます。

株式会社CHIYOの新事業では実際に、スポット人員のご依頼を、多く受けております。また期間限定の催事、イベントでは、そのカテゴリーの経験値のある人材も豊富なので可能な限りクライアント様の要望とマッチングできるように努めております。
他にも今まで携わったことがない業務内容のご依頼もありましたが、株式会社CHIYOの基盤でもある【笑顔・元気・愛嬌】の三大要素と、対お客様のサービスの経験値により日々、ご依頼いただいた業務に向上心を持って日々取り組ませていただいております。


株式会社CHIYOの強みとして、飲食店も様々な業態、期間限定の飲食イベント、物販など多くの運営代行に携わり培ってきたスキルとノウハウによってスムーズに業務を遂行できることが挙げられます。

まだ実績数は僅かではありますが全ての人材サービスは実店舗でも生かせる経験となり株式会社CHIYOに好影響をもたらしています。
株式会社CHIYOの新事業の人材サービスに、ご興味を持って頂けたら幸いです。
是非お気軽にお問い合わせください。

https://www.chi-yo.jp/contents/category/contact/

お問い合わせ