飲食店のプロデュースって何?コンサルティングとの違いは?詳しく解説

 
飲食店を開業する方は多種多様です。すでに他の店舗をいくつも経営していて、そのノウハウを利用して開業する方や、現場のスタッフとして飲食業の経験があり、その経験がある方など、本当に幅広い方が開業します。
経験者だけではなく、全く違う業種から脱サラをして飲食業を始めるという方も一定数いらっしゃいます。しかし、右も左も分からない状態でお店を開くことはとても勇気が要ります。そこでおすすめしたいのが、「飲食店のプロデュース」です。
 
この記事では、飲食店のプロデュースについて解説していきます。
 

飲食プロデュースとは

 
プロデュースは、英語で「Produce」(生産する、制作する)が語源ですが、日本では少々違う意味で使われます。日本でのプロデューサーとは、「選ぶ人」という印象が強いでしょう。例えば、アイドルのプロデューサーは、オーディションに審査員として参加し、数多くの応募者の中からメンバーを「選ぶ人」というイメージがあるでしょう。
 
飲食店におけるプロデューサーも同様に、開業におけるコンセプトからメニューまで、さまざまな要素を選択し、繁盛に繋げていく仕事のことを指します。ただし、オーナー様の意見を無視して勝手に進めていくわけではなく、目的や目標に応じてベストな提案をしてくれる存在です。
 
プロデュースとコンサルティングの違い
プロデュースと同じような意味で使われる言葉に「コンサルティング」があります。どちらも、経験豊富なアドバイザーという立場は同じなのですが、方向性の決め方に違いがあります。コンサルタントは、顧客のニーズに答えるのが仕事です。さまざまな要因から課題を整理し、決定まで導いてくれるのが仕事となります。そのため、最終決定権は全てオーナー様にあるのです。
 
一方、プロデューサーは、ベストな答えを提案するのが仕事です。そのため、オーナー様は「はい」か「いいえ」を答えるだけで良くなります。
 
飲食店プロデュースはこんな人におすすめ
初めて飲食店を開く方、特に飲食店での経験が少ない方には、プロデュースをおすすめします。コンサルティングの場合、自分の選択が大切になりますが、経験やノウハウがない方は選択することができません。そのため、自分の要望を伝えて、その中のベストを出してくれるプロデューサーに開業のサポートをしてもらいましょう。反対に、ある程度飲食業への知識と理解がある方には、コンサルティングをおすすめします。第三者の目線からのアドバイスを受けることで、自分の能力を磨き上げることができます。
 

プロデュースの内容

 
ここまで、「プロデュースとは何か」について解説してきました。ここからは、飲食プロデュースの内容について、業務の流れとともに詳しく解説していきます。
 
コンセプトの決定
飲食店を開業するにあたってもっとも重要な役割を持ち、なおかつ悩んでしまうのがコンセプトです。はじめに、オーナー様の要望をうかがいながら、プランを立てていきます。立地やターゲット、価格帯はもちろんのこと、「少人数でお店を回せるようにしたい」「食材にこだわりたい」といった実務やメニューに関する希望を伺いながら全体の構成を考えていきます。
 
メニューの構成
飲食店に必要不可欠なのがメニューです。食べ物や飲み物、デザートなどの分類分けをし、メニューを組み立てていきます。ただコンセプトに沿った構成ではなく、お客様の利用する時間帯や利益を踏まえた提案を行なっていきます。
 
商品の企画
構成が決まったら、商品を具体的に考えていきます。どのメニューをメインにするか、どのように利益を取っていくか、といったことを踏まえて施策を考えていきます。メニュー構成と同じくらい重要なポイントです。
 
商品の開発
メニューの内容を決めたら、実際に形にしていきます。この際、材料の「コスト」と仕入れをする「取引先」に重点を置いて開発していきます。どれだけ売れるメニューを作れたとしても、利益率が悪ければ赤字になってしまいます。また、とてもいい食材が手に入る仕入先があっても、注文ロットや送料などの負担が大きい場合も経営を圧迫します。そのため、コンセプトにあった上で、経営に適した材料を考えていきます。
 

まとめ

 
飲食店のプロデュースは、「これから飲食店を開きたいけど、何をすればいいのかわからない」という方には最適なサービスです。コンセプトやメニュー考案のサポートを行なっているため、料理に関する知識がない方でも夢だった飲食店のオーナーになれます。
 
私たち「株式会社CHIYO」では、そういった飲食業界に参入したいと考えている全ての方を応援しております。アドバイスだけではなく、運営の代行やイベントの開催、労務・衛生管理といった実務的な面もお手伝いさせていただきます。ご相談だけでも構いません。少しでも飲食店のオーナーに興味があるという方は、ぜひご連絡ください。今まで培ってきた経験と実績を使い、全力でサポートさせていただきます。
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